Soneru Live Seriese - ライブシリーズ iPhoneアプリケーションで、充実したサイクリングライフを。
写真はsoneruのLiveTrainingというiPhone/iPad用アプリ。ミノウラが販売する屋内トレーナーと組み合わせることで、ワット数に応じた仮想トレーニングや、事前に設定したインターバル・トレーニング等が可能になる。
昨日、11月5日に幕張メッセで開催されているサイクルモードでミノウラのブースに行き、担当者の方にこのアプリとMagteqs-Twinの今後についていろいろと話を聞いた。結論だけ先に書くと、屋内用トレーナー用のアプリで類似の製品が現在のところ他社(Tacx、Elite等)から出てない上に、iPhone/iPadに特化したアプリにしたことで、屋内トレーナーでパワートレーニングを行いたい人にとって安価で扱い易い選択肢が生まれることになる。これはかなり革命的なことではないか、と個人的には思っている。きちんとメモをとらないで、あとから話の内容を思い出しながらこの記事を書いているため、細かいところは間違っているかもしれないのでご了承の程。
まず、2010年11月に開催されたサイクルモードでの話から始めることにする。当時もミノウラはMagteqs-Twinを展示していて、試乗会も行っていた。すでにその時には下位機種のトレーナー、V270とV130のために作られた「ワットマスター」があったため、担当者にMagteqs-Twin用のワットマスターを今後開発する予定があるのか、と質問したところ、開発中である旨、返答があった。
そして2011年11月。今年のミノウラのブースでは、Magteqs-Twinに対応したワット表示可能なアプリ、LiveTrainingがiPhone/iPad用アプリとして発表された。WahooのANT+モジュールをiPhone/iPadに取り付けることで、ANT+に対応したセンサーを取り付けていれば、速度・ケイデンス・心拍数の計測も可能になる。話が脇道にそれるが、今回のLiveTraningの発売及びWahooのANT+モジュール対応と同じタイミングで、ミノウラはWahooのANT+モジュールの日本国内販売の代理店契約をWahooと結んでいる。Wahooが販売する他のアクセサリの販売についても、代理店契約を行うかどうか交渉中とのこと。
昨年、2010年当時に担当者に質問した際に聞いた「Magteqs-Twin用のワットマスター」は、V270とV130用のワットマスターと同様の専用筐体で作る予定だった。しかし、筐体の開発を発注していた会社が開発期間の延期を求めてきたため、早くMagteqs-Twin用のワットマスターを販売したかったミノウラ側は専用筐体で作る計画を断念し、他の道を模索。そこで浮かび上がってきたのが、ANT+というオープン・プロトコルと、iPhone用アプリの存在だった。
担当者自身使っていたiPhoneでワットマスターと同様のことができないか考えたときに、既にLiveCyclingを販売していたsoneruと企画の話が出て(soneruの中の開発の人とミノウラ本社のある場所が岐阜で歩いてすぐの場所にあったので偶然にもアクセスが簡単だった、とのこと)、これまでのワットマスターのような専用筐体から、iPhone/iPad用アプリという流れに変わる。
ワットマスターとの違いはいろいろあるけれど、根本的に違う点の一つはワット数の表示に自転車の車重と搭乗者の体重が考慮される点。設定画面で車重と体重を入力できるので、より正確な数値が表示できるようになる。ワットマスターの場合はこの車重と体重が事前に決められていたため、実際のワット数とのかい離が大きくなる可能性があった。
現在はLiveTrainingとMagteqs-Twinの負荷装置の負荷変更は連動していないため、LiveTrainingのコース上で負荷変更の指示があった場合は、手動で負荷を変更する必要がある。現在ミノウラではこの負荷装置をLiveTrainingでのコース上の負荷と連動させるためのリモートスイッチを開発中とのことで、このスイッチをMagteqs-Twinに接続することで、TacxやElite、CompuTrainerのように、画面上のコースで斜度が変わると自動的に負荷装置の負荷も連動して変わる仕組みになる。このスイッチはオプションとしての販売を予定していて、価格は1万円以下になる予定、とのこと。負荷装置本体を分解してスイッチを取り付ける方式にすると、負荷装置の内部構造に直接触れてしまい負荷のかかり具合が変わってしまったり、壊してしまう可能性もあるため、ワイヤーで接続されているリモコンシフターと取り替えるかたちでの接続を検討中との話だった。
LiveTrainingとMagteqs-Twinの負荷装置が連動する、というのは日本国内的には革命的というか凄まじいインパクトがある。今までもTacxやElite、CompuTrainerにはそういったトレーナーが存在していたけれど、これらはすべて英語のソフトウェアだったため、日本人には敷居が高過ぎた。ミノウラはこの敷居を圧倒的に下げる可能性のある商品を今後発売することになる。たとえば、ヒルクライムのコースを実際に走るような感覚で上っていくトレーニングが屋内で可能になる。
また、TacxやElite、CompuTrainerと違う点に、アプリケーションがPCではなくiPhone/iPadを利用している、という点がある。まだLiveTrainingを実際に利用したことが無いので断言はできないけれど、挙動が不安定になりがちなPC用アプリケーションに比べて、安定性が上がっている可能性がある(Tacx のTacx Training Softwareは利用中にフリーズすることが時々ある)。
追記:
帰宅後にこの記事を書きながらsoneruのサイトを見て気が付いたのだけど、LiveTrainingはMagteqs-Twin、V270-2、V130、M20-Vの4つのトレーナーに対応している。今後発売されるであろう負荷装置の連動用スイッチは恐らくMagteqs-Twinのみだろうけど、それ以外のトレーナーでもこのアプリは使うことができる、みたい。家にあるV130でLiveTrainingを使うとどうなるか、これは是非試してみないと。というか、WahooのANT+モジュール買わないと。