そして、実は、この「作家」のパターンは「作曲家」のパターンにも当てはまるのです。
作曲家の作業は作家ほど一般的ではないので、詳しく解説すると専門的になりすぎるので、少し省略しますが、作曲家も作曲自体をコンピューターで行うことが可能になり、さらに、作曲した時点でコンピューターは音を出せますから、「作曲して、それを楽譜を書いて、その楽譜を見て本人か演奏家が演奏する」パターンから、「作曲した瞬間に音が出せて楽譜も完成品が印刷できる」ということになりました。しかも、デジタルデータですから、最後の「演奏家が演奏した物を録音する」というのもすっ飛ばせます。つまり「演奏した瞬間にそもそも録音が出来ている」。
— TIME with BOOKS:Monthly ESSAYS 前回はコンピューターテクノロジーによる - 本田 聖嗣「本と音と匂いと」- 本のある時間 -